福山雅治の月9「ラブソング」のヒロイン藤原さくら演じる吃音症とは?
大人気の歌手で俳優の福山雅治さん。
その福山雅治さんの久しぶりの主演ドラマで月9ドラマ「ラブソング」が2016年4月から始まっていますね。
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視聴率はやや苦戦気味でこれからどのように挽回して行くのかも見所のひとつかもしれませんが。
今回はその月9「ラブソング」のヒロインが劇中で患っている「吃音」やその周辺の障害についての説明や解説をしてみたいと思います。
それではよろしくお願いします。
月9ドラマ「ラブソング」のおおまかなあらすじは?
以前の当ブログでも書いていますが、月9「ラブソング」のおおまかなあらすじを紹介しておきます。
まず福山さんのドラマ「ラブソング」の大雑把なあらすじですが、福山さん演じる神代は20代の頃にプロのミュージシャンだったのですが、その人気は長くは続かず、所謂一発屋として終わってしまいました。現実で言うと誰でしょうか??
その後、神代は企業のカウンセラーとして仕事をし、ただ行きているだけという日々を過ごしていました。
そして、持ち前のルックスを活かし、家を持たずに女の家を転々とするという生活を送っていたのです。
企業カウンセラーとしてヒロインである藤原さくら演じる「佐野さくら」と出会い、彼女の音楽の才能を見つけ、もう一度音楽と向き合って行く、そして彼らを取り巻く人間関係がどうなっていくのかというヒューマンドラマとなっているのです。
吃音をリアルに演じたとの評価の藤原さくらさん
このドラマのヒロイン佐野さくら役を演じるのが福山雅治さんの事務所の後輩にも当たる藤原さくらさん。
この藤原さくらがキャスティングされた際、バーター戦略等の色々なことが言われていましたし、現在も言われているかもしれませんが、藤原さくらさんは世間ではまだそこまで認知されていない障害「吃音症」をリアルに表現していたと評価を得ています。
月9ドラマ「ラブソング」の第一話ではヒロインの藤原さくらさんが「電話対応がうまくできない」、「お店での注文が苦手」「職場でのコミュニケーションが苦手」などの吃音症の苦悩をリアルに演じていましたね。
その演技にもツイッターなどで「自分のようだ」、「直視できない」等のリアルだったとの意見もありました。
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吃音症とは?
それでは、今回のテーマのひとつである吃音症について解説してみたいと思います。
吃音症とはいわゆる「どもり」であり、一般的には幼児期または小児期の哺育・摂食障害の枠組みに入れられています。
WHOの分類では「会話の流暢性とリズムの障害」「吃音症」と分類され、米国精神医学会では小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害(吃音)とされています。
日本では「どもり」や「吃音」と言われており、昨今では「どもり」は差別用語とも考えられており使われなくなっています。
吃音症ですが、基本的には小児の疾患と捉えられていますが成人にも1%程度存在します。
吃音の程度や吃音の起こりやすい状況は個人差があります。緊張や電話対応やあいさつでも起こると言われいます。
吃音は幼稚園の入園や小学校の入学をきっかけにして発症することが多いです。幼児期にもどもることはありますが、このどもりは言語発達過程における生理現象とされています。
入園や入学に際して吃音が生じるのは人前で話すことや声を出して読むといった機械が増えることにより緊張を通じ、吃音症を引き起こすと考えられています。
吃音症の大半は成長と共に軽快します。
治療という訳ではないですが吃音症は心理的な緊張によって増悪するので、どもりを叱るのではなくどもってもいいからゆっくり話すように指導して行くことが大事です。吃音症の一部は難治性であり、その判断がされた場合は早期の言語療法が望ましいとされています。
小児の哺育・摂食障害
それでは吃音症以外の乳児期、小児期早期の哺育・摂食障害を少しみておきましょう。
・異食症
ドラマ「ラブソング」には出てきませんが、異食症というものがあります、これは栄養にならない物質を食べ続ける病態であり、十分な愛情が与えられていない時におこります。多くの場合は精神的な発達とともに消失します。
・常同運動障害
常同運動とは駆り立てるようにみえ、しかも非機能的な反復行為とされています。情動運動障害とは正常な活動が阻害される、または医学的治療を必要とするような身体的自傷を引き起こす恐れのある常同運動を特徴とします。例えば爪かみなどがそれです。
原因は色々ですが、心因性に生じることが多く愛情が得られていないという欲求不満が背景にあります。心因性の場合の予後は良好とされています。
今回は以上になります。
今回の記事では福山雅治さんの主演のドラマ「ラブソング」のヒロインの持っている障害である「吃音症」とその周辺疾患について紹介しました。
ドラマ「ラブソング」の視聴率やあらすじに関する記事もアップしているので是非ご覧下さい。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
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